KANTO FISHING GUIDE関東 海釣りガイド
目次

初めてのアオリイカのエギング。
エギの選び方・着底・シャクリ・アタリを解説

エギングは、エビや小魚に見える「エギ」を投げ、アオリイカを誘う釣りです。初心者が迷いやすいのは動かし方より、「エギが今どの深さにあるのか」「いつ待てばよいのか」です。

基本は、投げる、沈める、数回動かす、再び沈めて待つ、という繰り返し。秋の小型を狙う入門を軸に、春との違い、着底の判断、糸の変化でアタリを見る理由まで説明します。

先に結論:最初の1杯に近づく4つの条件

  1. 初回は秋の漁港・堤防で直近釣果を確認秋は小型でも個体数が多く、入門しやすい時期です。
  2. 秋は2.5〜3号、春は3.5号前後イカの大きさ、水深、風に合わせます。
  3. 動かした後に沈める時間を作る主にフォール中や動きを抑えた時に抱かせます。
  4. 糸の止まり・走り・ふけを見る手元に強いアタリが出ないこともあります。

01アオリイカのエギングはどんな釣り?

エギを動かして見せ、沈める時間に抱かせる釣り

エギは日本古来の餌木を、ルアーとして使いやすくした疑似餌です。シャクリで気づかせ、フォール中や動きを抑えた時に抱く間を作ります。動かし続けず、動と静を組み合わせます。

STYLE GUIDE

同じ釣り方の中にある種類と使い分け

エギングはエギの沈み方と狙う距離で種類を使い分けます。

シャローエギング

沈下の遅いシャロータイプで浅場や藻の上を通します。

メリット
浅場で根掛かりを減らせる/長く見せられる
デメリット
風と速い潮に弱い
向いている時
水深が浅い、藻の上をゆっくり通したい時

ディープ・速潮対応

沈下の速いエギで深場や速い潮の中の深さを把握します。

メリット
着底を取りやすい/深場へ届く
デメリット
浅場では根掛かりやすい/沈みが速く見せる時間が短い
向いている時
深場・速潮で標準エギの位置が分からない時

FIELD NOTES

経験者からのおせっかいメモ

現場で迷いやすい場面を、判断の順番まで含めてまとめました。

基準

足元で沈下速度を見る

同じ秒数でも風と潮で深さは変わるため、エギの沈み方と糸角度を基準にします。

操作

しゃくる前に糸ふけを整える

軽く張る状態を作ってから動かすと、毎投の差を比べられます。

取り込み前に置き場所を決める

人や施設へ胴を向けず、墨が付いたら乾く前に海水で流します。

02関東で狙いやすい時期と時間

春は大型、秋は数が狙いやすい。初心者は秋から始めやすい

年間カレンダーでは4〜6月・9〜11月を狙いやすい時期、5〜6月・10〜11月をBESTとします。春は産卵に関係して岸近くへ来る大型、秋はその年に育った小型が中心です。地域、水温、年によって前後します。

5〜6月がBEST目安

大型と藻場を意識。産卵個体の持ち帰りに配慮。

地域差が大きい

高水温と釣り場ごとの状況を確認。

10〜11月がBEST目安

小型が多く、初心者が始めやすい。

場所を選ぶ

深場などへ絞られやすい時期。

03釣り場の選び方

潮が動き、藻・岩・かけ上がりがあり、安全に投げられる場所を選ぶ

釣りが許可された漁港の入口、堤防、藻場、砂地と岩の境目が候補です。秋は港内の小魚、春は藻場周辺も意識します。墨跡だけで立入可否を判断しません。

04必要な道具と選ぶ理由

3号前後のエギを扱える標準的なタックルから始める

竿:8〜8.6ft前後のエギングロッド

2.5〜3.5号程度に対応する標準的なモデルを候補にします。

リール:2500〜C3000番のスピニング

PEラインを扱いやすく、長時間持っても重すぎないものを。

PE0.6〜0.8号+フロロ1.75〜2.5号

リーダーは1〜2mを目安にし、傷があれば結び直します。

エギ:秋2.5〜3号、春3.5号前後

浅場はシャロー、深場や速い潮は沈みの速いタイプも選択肢です。

タモ・ロープ付き水くみバケツ

初心者はタモを推奨。ギャフは経験者が持ち帰る個体に使います。

05基本の仕掛けを図で確認

PEライン、リーダー、スナップ、エギを一直線につなぐ

PEライン、結束部、フロロリーダー、スナップ、エギの接続を示した図12345
上段の接続図を使用。糸はエギ先端のアイへつなぎ、尾側のカンナには結びません。
1PEライン

細く伸びが少なく、エギの操作と糸の変化を伝えます。

2ライン結束

PEとフロロリーダーを確実に結びます。

3フロロリーダー

岩や障害物への擦れから先端を守ります。

4スナップ

エギ先端のアイへ接続し、交換を簡単にします。

5エギ

尾側のカンナには素手で触れません。

06準備から取り込むまで

投げて沈め、2〜3回シャクり、糸を見ながら再び沈める

  1. 後方・船・風を確認する

    ライフジャケットを着け、カンナが人へ届かない範囲を確保。

  2. 結束・スナップ・エギの傷を確認

    一つずつ接続を確認してから投げます。

  3. 無理に遠投せず正面へ

    最初は扱える距離から始めます。

  4. ラインを軽く管理しながら沈める

    張りすぎず緩めすぎず、糸の変化を見ます。

  5. 着底をゆっくり確認する

    不自然な止まり・ふけ・竿先の感触を確認。強風時は場所変更か中止。

  6. 2〜3回動かして再び沈める

    動かした後に抱く間を作ります。

  7. 変化があれば滑らかに合わせる

    糸ふけを取り、重みがあれば竿を立て、一定速度で巻きます。

  8. 身を乗り出さずタモで取り込む

    ラインを緩めず、初心者は抜き上げません。

07釣果を伸ばす7つのコツ

シャクリの強さより、沈める深さと待つ時間をそろえる

1. 沈む秒数を数える

最初の一投でおおよその着底時間を知ります。

2. 糸ふけを管理する

エギを引かない範囲で余分な糸を巻きます。

3. 動かした後は沈める

2〜3回シャクったら抱く間を作ります。

4. 中層と底を分ける

反応がなければ狙う深さを変えます。

5. 見えイカには止める間

追ってきても動かし続けません。

6. 小魚・藻・潮を見る

墨跡だけで判断しません。

7. 釣れた条件を再現

深さ、秒数、号数を覚えます。

08釣れない時の考え方

「イカがいるか・見せられたか・抱く間があるか」の順に見直す

着底が分からない

風・潮に対しエギが軽い可能性。

沈みの速いタイプ/風裏へ移動
根掛かりが多い

底で待ちすぎている可能性。

着底後の放置を減らす
追うが抱かない

動かしすぎの可能性。

沈下速度・待つ時間を変える
途中で外れる

糸が緩んだ可能性。

一定テンションで巻く

09初心者向け道具の選び方

色の多さより、季節に合う号数・沈下タイプ・予備で選ぶ

竿の対応号数、リール重量、PEの有無、エギの号数と沈下タイプを確認します。同じ号数の予備も用意します。

おすすめタックル

アオリイカのエギング基本セット

標準ロッド、リール、PE、リーダーを選定予定です。

商品選定中
エギ・安全用品

秋用・春用エギ、タモ、墨対策用品

季節と釣り場に合わせて比較予定です。

商品選定中

10まとめ

強くシャクるより、エギを沈めて抱く間を作る

着底または狙う深さまで沈め、2〜3回動かして再び沈めます。糸の止まり、走り、ふけを見て、重みがあれば滑らかに合わせます。

取り込み前に周囲の人を離し、イカの胴を人や施設へ向けません。海側・タモ内で墨を吐かせ、汚れは乾く前に海水で流します。必要な分だけ持ち帰り、資源保護ルールにも従います。

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