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カサゴの穴釣り入門

足元の隙間へ仕掛けを落とす穴釣りは、遠くへ投げる必要がなく、カサゴがいれば比較的はっきりしたアタリを楽しめます。その一方で、仕掛けが途中で止まる、底へ着いたのか分からない、掛けた直後に岩へ潜られるといった失敗も起こりやすい釣りです。

大切なのは、無理に奥へ入れることではなく、安全に立てる場所から「底まで通る穴」をテンポよく探すこと。穴の選び方、底の取り方、魚を根から離す理由まで順に説明します。

先に結論:最初の1匹に近づく4つの条件

  1. 安全な足場から、暗く深い隙間を探す釣れそうな穴より、安全な立ち位置と退路を優先します。
  2. ブラクリを底まで落とし、糸を軽く張る底付近の魚へ餌を届け、アタリを分かりやすくします。
  3. 反応がなければ次の穴へ移る餌で寄せるより、魚がいる穴を見つける釣りです。
  4. アタリ後はすぐ魚を穴から離す岩の奥へ潜られる前に、根から浮かせます。

01カサゴの穴釣りはどんな釣り?

足元の隙間へ餌を届け、魚がいる穴を探し歩く釣り

短い竿とブラクリ仕掛けを使い、岸壁際、敷石、岩の隙間へ垂直に落とします。カサゴは岩陰から餌へ飛びつくため、魚がいる穴では着底直後に反応が出ることもあります。

同じ穴で長く待つより、安全な範囲で次々に穴を替えるのが基本です。この「魚がいる場所へ仕掛けを届ける」考え方は、探り釣りや根魚のルアー釣りにも応用できます。

STYLE GUIDE

カサゴの穴釣りの細かい種類

穴釣りは、仕掛けの形より『どの隙間へどう落とすか』で使い分けます。

胴突きの探り釣り

オモリを一番下にして、針を底から少し浮かせます。

メリット
餌が隙間へ入り込みすぎない/複数の深さを探れる
デメリット
枝糸が絡む/狭い穴には入れにくい
向いている時
岸壁際や捨て石の外側を縦に探る時

ジグヘッド・ワームの探り

小型ワームを沈め、壁際や根の外側を動かします。

メリット
餌を用意しなくてよい/広く探れる
デメリット
操作に慣れが必要/根掛かりでルアーを失いやすい
向いている時
穴の外側や夜の岸壁を広く探りたい時

FIELD NOTES

見落としがちなポイント

現場で迷いやすい場面を、判断の順番まで含めてまとめました。

安全

穴より先に足場を選ぶ

身を乗り出す、片足で立つ、テトラを渡る必要がある穴は見送ります。

探り

入口・中ほど・底の三段階

いきなり底へ落とさず短く止め、反応がなければ次の安全な穴へ移ります。

資源

同じ穴から釣り続けない

小型魚と持ち帰り数は地域ルールに加え、根魚資源にも配慮します。

02関東で狙いやすい時期と時間

一年中が目安。冬から春も日中の穴釣りで狙える

年間カレンダーでは1〜12月を狙える時期、1〜4月をおすすめ期の目安とします。実際の釣れやすさは地域、水温、産卵後の状態、釣り場によって異なります。

冬おすすめ期の目安

他魚種が少ない時期も岸際の穴が候補。

春4月まで目安

水温や地域差を直近情報で確認。

夏周年の候補

日中は穴の奥、夜は周辺へ出ることも。

秋周年の候補

釣り場ごとの生息状況を優先。

カサゴは夜に活発になりますが、穴の中は日中も暗いため、初回は足元を確認できる明るい時間がおすすめです。潮位によって入れる穴と水深が変わります。

03釣り場の選び方

深い穴より先に、平らな立ち位置と安全な退路を確認する

堤防の岸壁際、足元の敷石、安全に立てるゴロタ場が候補です。暗く奥行きがあり、ブラクリが途中で止まらず底まで落ちる隙間を探します。

04必要な道具と選ぶ理由

短い竿、やや太めの糸、予備のブラクリで根周りに備える

竿:1〜2m前後の穴釣り竿

またはブラクリの重さに対応した短いルアーロッド。表示された適合重量を超えません。

リール:小型スピニングまたは小型両軸

仕掛けを落とし、魚を素早く巻き上げられる扱いやすいものを選びます。

道糸:ナイロン・フロロ3号前後

岩への擦れと、掛けた魚を根から離す強さを考えます。

ブラクリ:1〜5号程度

波が穏やかな内海の目安。竿の範囲内で、底が分かる重さを選びます。

餌:魚の切り身、イカ、虫餌

穴へ落とす途中で針から外れにくい付け方を優先します。

予備仕掛け・魚つかみ・プライヤー

根掛かりと、カサゴの鋭い背びれ・エラぶたに備えます。

05仕掛け

道糸の先へブラクリを一つ結び、餌を外れにくく付ける

ブラクリはオモリと1本針が近く、狭い隙間へまっすぐ落としやすい仕掛けです。

道糸、ブラクリオモリ、短いハリス、1本針、切り身餌と、岩の隙間へ落とす使い方を示した図1234
左は仕掛けの接続、右は岩の隙間へ垂直に落とす使い方です。
1道糸と結び目

ブラクリ上部のアイへ確実に結びます。

2ブラクリオモリ

仕掛けを穴の底へまっすぐ届けます。

31本針

余分な枝糸がなく、狭い隙間を探れます。

4切り身餌

針からずれにくく、針先を完全に隠しません。

06準備から釣り上げるまで

穴へ静かに落とし、底を確認し、短く誘って移動する

  1. 足場・波・退路を確認する

    ライフジャケットと滑りにくい靴を着用します。

  2. ブラクリを結び、餌を付ける

    針から外れにくく、針先を隠しすぎないようにします。

  3. 暗く奥行きのある穴へ竿先を出す

    安全な立ち位置から届く場所だけを狙います。

  4. 指で糸を調整しながら落とす

    出しすぎず、落下中の止まりや不自然な動きを見ます。

  5. 底か途中の岩かを確認する

    小さく上げて再び落とし、底まで通る穴か判断します。

  6. 底で数cm〜20cmほど上下する

    大きく動かさず、餌を岩陰の魚へ見せます。

  7. 反応がなければ次の穴へ

    30秒〜1分を目安にテンポよく探します。

  8. アタリ後は素早く持ち上げて巻く

    力任せにあおらず、糸を緩めず穴の入口から離します。

07釣果を伸ばす7つのコツ

一つの穴で粘るより、底まで通る穴を安全に数多く探す

1. 底まで落ちる穴を選ぶ

海面近くで止まる隙間より、底が取れる穴を優先。

2. 途中で止まったら一度上げる

無理に押し込むと根掛かりが増えます。

3. 底で糸ふけを取りすぎない

軽く張り、アタリを感じられる状態に。

4. 大きく動かさない

短い上下で餌を自然に見せます。

5. 反応がなければ移動

魚がいる穴を探すことを優先します。

6. 入口の角度を少し変える

同じ穴にも複数の落ち道があります。

7. 掛けたらまず根から離す

やり取りより先に魚を穴の外へ浮かせます。

08釣れない時の考え方

「底まで届いたか・魚がいる穴か・餌が残っているか」の順に確認する

途中で毎回止まる

底ではなく岩に乗っている可能性。

一度上げて角度を変える
根掛かりが多い

糸を出しすぎて横へ入り込む可能性。

落下を指で調整する
アタリがない

魚がいない穴の可能性。

深さや位置の違う穴へ移る
アタリ後に動かない

魚が根へ潜った可能性。

次は糸を緩めず早く浮かせる

09おすすめの道具

感度より先に、短さ・糸の強さ・予備仕掛けの用意で選ぶ

竿の長さ、対応重量、リールと糸、ブラクリの号数を確認します。ブラクリは色より、底を取れる重さと竿が扱える範囲を優先します。

カサゴの穴釣りに必要な道具

まず使う仕掛けから、無理なくそろえる

メーカー仕様と複数の購入者レビューを照合し、カサゴの穴釣りで差が出る操作感、弱点、比較候補まで商品ごとに整理しました。編集部が実際に使用したと装う評価ではありません。

ダイワ 穴釣り専科の商品画像
穴釣りの竿

ダイワ 穴釣り専科

長い竿を振れない石の隙間に、短い竿先をすっと差し込める。穴釣りを続けるなら専用品が快適。 適合重量の中央付近から使うと、竿の曲がりと仕掛けの重さを把握しやすくなります。長時間は先重りも確認し、無理な片手投げを避けます。カサゴの穴釣りで使う重量・号数と操作手順に合うことを優先して評価しています。

コストパフォーマンス:ダイワ 穴釣り専科は、同じ長さ・対応重量のシマノ/ダイワの入門機と比較し、この記事の仕掛けを無理なく扱える番手であることを優先した候補です。上位機ほど軽くはありませんが、用途外の性能へ予算を掛けずに始められます。カサゴの穴釣りで使う重量・号数と操作手順に合うことを優先して評価しています。

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ダイワ 23 レガリス LT2500Dの商品画像
汎用2500番リール

ダイワ 23 レガリス LT2500D

ちょい投げや胴突き、ウキ釣りにも持ち出せる一台。釣り方が増えても無駄になりにくいのがうれしい。 深溝のD番手は糸巻量に余裕がある一方、細いPEを規定量だけ巻く場合は下巻きが必要です。ハイギア番手は仕掛けの回収が速いため、引き釣りでは意識して巻く速度を落とします。カサゴの穴釣りで使う重量・号数と操作手順に合うことを優先して評価しています。

コストパフォーマンス:同番手のシマノ ナスキーと比較すると軽さと巻き出しの軽快さが強みです。防水を意識した構造ではナスキーに分があり、手持ち時間と巻き始めの軽さを優先するならレガリスが候補になります。カサゴの穴釣りで使う重量・号数と操作手順に合うことを優先して評価しています。

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ダイワ ジャストロン ナイロン 3号・500mの商品画像
餌釣りの道糸

ダイワ ジャストロン ナイロン 3号・500m

投げ・泳がせ・穴釣りを始める時に、糸を巻き替えやすい大容量。岩に擦れた部分は惜しまず切りたい。 500m巻きは残量管理がしやすい反面、長期保管で劣化させないよう日光と高温を避けます。巻き癖が強くなった部分は惜しまず交換します。カサゴの穴釣りで使う重量・号数と操作手順に合うことを優先して評価しています。

コストパフォーマンス:サンライン クインスターなどの同価格帯ナイロンと比べても大容量で巻き替え単価を抑えやすく、根掛かりや擦れで先端を切る餌釣り向きです。高価な低伸度ラインより伸びますが、その伸びが口切れと急な引きを吸収します。カサゴの穴釣りで使う重量・号数と操作手順に合うことを優先して評価しています。

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OWNER あいなめブラクリ B-233の商品画像
穴釣りの仕掛け

OWNER あいなめブラクリ B-233

石の隙間へ餌を落とす釣りの基本。ロストしやすいので、使う重さの予備を何個か持っていきたい。 穴の奥へ押し込まず、入口・中層・底の順に落とします。塗装傷より針先の鈍りを優先して点検します。カサゴの穴釣りで使う重量・号数と操作手順に合うことを優先して評価しています。

コストパフォーマンス:ささめ針 ブラクリと比べても入手しやすい定番で、号数と色をそろえやすい点が強みです。安価な無銘品より針と結束部の仕様が読みやすく、根掛かり前提でも交換判断をしやすくなります。カサゴの穴釣りで使う重量・号数と操作手順に合うことを優先して評価しています。

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※商品リンクはAmazonアソシエイトを利用した広告です。価格・在庫・番手・号数・仕様は購入時に販売ページでご確認ください。

10まとめ

最初の目標は「底まで通る安全な穴」を見つけること

安全な足場からブラクリを静かに底へ届け、短く誘います。反応がなければ次の穴へ移り、アタリが出たら根へ潜られる前に浮かせます。

小型魚や食べきれない分は乾いた地面へ置かず、速やかにリリースし、必要な分だけ持ち帰ります。釣り場ごとの採捕ルールにも従ってください。

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